ズラタンを休ませる時来たる
ズラタン・イブラヒモビッチは、ウエストハム戦での自分のパフォーマンスが48時間前のミドルズブラ戦のそれと同じでは無いかもしれねぇと事前に匂わせていた。
シーズン24試合目となったミドルズブラ戦での90分フル出場ののち、ゴッドは3日間で2試合をこなすなんてクレイジーだとコメントしていた。
© Getty Images
俺はスーパーマンじゃない。
いつもの「俺様はズラタンだ。」という強気のズラタン節とは矛盾するコメントだった。
実際、彼は正しかった。
イブラヒモビッチはロンドン・スタジアムの試合では僅か47タッチに留まり、ハーフタイムから出場したフアン・マタが41タッチであったのだから、イブラヒモビッチのタッチ数がいかに少なかったかが分かる。そして後半、交代する選手候補の筆頭だった。
しかし、今シーズンしばしば見受けられたように、彼はユナイテッドの追加点を取るために、そしてユナイテッドを安全圏に導くために、正しいポジションで正しいタイミングでボールを待っていた(オフサイドポジションではあったが)。
そして、ジョゼ・モウリーニョ監督の抱える問題がここにある。
イブラヒモビッチは35歳であり、17年前のキャリアスタートからプロとして800試合以上でプレーしている。しかし、今シーズンのユナイテッドの30試合中、イブラヒモビッチが欠場したのは2試合に過ぎない。そして、そのうちの1試合はサスペンションによるものだ。
今シーズンのここまでで、プレミアリーグでスウェーデン神以上にプレーしているフィールドプレーヤーは14名しかしない。ズラタンは公式戦25試合で先発出場しており、一度も交代していない。
モウリーニョは、ウエストハム戦で初めて途中交代することが出来たし、そうすべきだったかもしれない。だが、彼は最終的にゴールを決めてみせた。彼にとってのシーズン18ゴール目であり、プレミアリーグでの13点目である。
しかし、ユナイテッドの7連勝とその過程が示すところは、イブラヒモビッチとて無敵ではないということだ。
イブラヒモビッチは、前もって体が回復出来るだけの十分な時間が取れないと正直に認めていた。
そして、ユナイテッドのゴールを決めるという責任がイブラヒモビッチの両肩にのしかかっているため、上記の発言の意図は、モウリーニョ監督につらさを気付いてもらいたかったのかもしれない。
ユナイテッドは土曜日にはFA杯3回戦でレディングと対戦し、火曜夜にはリーグカップ準決勝でハル・シティと激突する。そしてその5日後には、リヴァプールがリーグ戦を戦うためにオールド・トラッフォードに乗り込んでくる。
この試合はユナイテッドの今シーズンを左右する試合であり、勝利できればタイトルレース争いに生き残れるが、敗れれば再びトップ4争いが主戦場となる。
モウリーニョ監督は、控えにマーカス・ラッシュフォードがいるため、1月の移籍市場で新たなストライカーを補強しないと語っている。ただ、もしもイブラヒモビッチが負傷で離脱した場合にどうやってゴールを奪うのかを想像するのは難しい。
3日間で2試合の超ハードスケジュールを終え、そして直近12試合で12ゴールを決めているイブラヒモビッチは、週末に休みを与えられることで再びズラタン節が復活するかもしれない。そして、リヴァプール戦を迎える。
チャンピオンシップで自動昇格圏内の2位を争っている現在3位のレディングということで、決して侮れる相手でもないけど、取捨選択すればFA杯で負けたとしてもここは休ませるべきじゃないかなー。
そして火曜日のEFLカップの準決勝はホーム&アウェイなので挽回できるチャンスがある。
2試合ともイブラヒモビッチを休ませて、両方ともラッシュフォード先発、あるいはどちらかでマルシャルを前線起用するか、ルーニーが復帰するかで良いかな。
リヴァプールとの大一番は、トップ4入りを狙う上でも絶対に落とせない。
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Comment
素朴な疑問なんですが、
記事を更新していても、試合スケジュール&結果の更新が遅いのは何か理由があるのでしょうか。
コメントありがとうございます!
スケジュールの更新が遅れがってになってるのは、単なる管理人の怠けプレーによるものです汗
ウェストハム戦はセットプレーをけっこう取られてたし、1人少ないとはいえキャロルが出てきて空中戦勝負が最後に始まる可能性があったから下げにくかったのかもしれませんね!
ELはしょうがないとしても、国内カップ戦はイブラ、キャリック、エレーラあたりは休ませて欲しいかなー?
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