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ついにモウリーニョのイメージ通りのプレーを見せた

マンチェスター・ユナイテッドはアーセナルに勝てなかったが、このプレミアリーグでの引き分けは、ジョゼ・モウリーニョ監督にとって非常に大きなものになったかもしれない。

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© Getty Images

それはアルセーヌ・ヴェンゲルが数m横に立っていたからかもしれない。あるいは、マンチェスターの底冷えの天気のせいかもしれない。あるいは、ファンからリリー・アレンのチャントで酷評されたからかもしれない。促進剤となったのが何にせよ、ジョゼ・モウリーニョはじっとしていられず、歩いて、動いて、不満を言い続けた。そして、この光景こそ、何カ月もサポーター達が待ち続けたタッチラインでのモウリーニョの姿である。

今シーズンのモウリーニョは、テクニカルエリアでリラックスしているように見え、それがチームにも伝播していた。9月のシティ戦では、ヘンリク・ムヒタリアンアレクサンドル・コラロフにプレスすべきか明らかに迷っており、判断を乞おうとモウリーニョの方を見たが、モウリーニョはノートにメモを取るばかり。結果、コラロフはボールを前線へと送り、イケアナチョがバイリーに競り勝って、最後はデ・ブライネがゴールを決めた。

土曜日、ユナイテッドの選手たちはモウリーニョからの全力の指導を受けた。ファン・ハール監督とは正反対に、ピッチ横から指示を出し続け、マルシャルがチャレンジしなかったことを嘆いた。ラッシュフォードは、ルーニーがCFの位置に入ったことでサイドへ追いやられ、アンドレ・マリナーの無能ぶりには監督としてピッチに侵入しかけた。ダルミアンのポジショニングを気にして、まるで自転車乗りの練習をする子供を見守る親のようだった。モウリーニョの指示は力強く、そして絶え間なかった。そして、チームが出来上がった。

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モウリーニョは、静かなオールド・トラッフォードのプレスルームで、笑いながら次のように語った。

チームの成し遂げた仕事ぶり、そして驚くべき試合のコントロールは非常に良かった。いつもは非常に攻撃的なフットボールを仕掛ける相手に対し、完璧にコントロール出来ていた。

ボールを失った時、我々の瞬間の反応は驚くほど良かった。アグレッシブで、インテンシティがあった。それ故、我々は相手が後ろからビルドアップするチャンスを与えなかった。そして、我々がボールをもてば良いフットボールを展開した。

ユナイテッドはついに監督の思い描くイメージの中でプレーし、アイデンティティを失う危機は去ったのかもしれない。サー・アレックス・ファーガソン最終シーズンの開幕から4か月間以来となる最高のフットボールを見せた。モウリーニョ・ユナイテッドは、WG、プレーメーカー、精力的に動くMF、そして恐れを知らない若手選手が猛攻撃を仕掛けた。ユナイテッドに何が起ころうとも、これらが欠かせないのだ。

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優柔不断な状況が続いたものの、モウリーニョはついに適切な形を見出した。4-3-3システムがアーセナル相手に明確に機能し、バレンシアの張り出したポジションが素晴らしい違いをもたらし、マタが中に入りエレーラとの「あ・うん」の呼吸を可能とした。更に、マタがRSBの位置まで戻ってバレンシアをサポートすることで、ナチョ・モンレアルの脅威を消し去っていた。

ポール・ポグバは自身の好むポジションで印象的なプレーを続け、熟練のキャリックがアーセナルの攻撃に対処し、運動量豊富なエレーラがそれを支えた。マルシャルとラッシュフォードは、目立つことが出来なかったが、時間と共にベテラン選手が彼らのプレッシャーを取り除くことだろう。

3週間前のバーンリー戦のように、ストレトフォード・エンドに陣取ったサポーターはレフェリーに対して絶えずブーイングをしていたが、トンネルをくぐる際には拍手を送っていた。

「ついに、私はアルセーヌ・ヴェンゲルに敗れた。」モウリーニョの声は、ジャーナリストの録音再生装置に録音されていた。

記者たちがそれのスイッチを切ると、モウリーニョはまるで、お経のようにその6語の言葉を2度も繰り返していた。アーセナルはユナイテッドよりも勝点で6上を行っているが、ユナイテッドは何の劣等感も持っていないだろう。

負けたように感じるし、アーセナルはまるで勝ったように感じているだろう。

我々にとって、より良い結果が必ずやって来る。

<元記事:Manchester United are finally playing in Jose Mourinho’s image@Manchester Evening News

バレンシアのようなプレーが出来るRSBがいないのと、マタのように献身性と創造性を兼ね備えた選手がいないので、この2人が抜けた時にこのクオリティが維持できないのが気になるけど、逆に言えばこの2人がいる時には、このやり方がベストかな。

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Comment

  1. ポール より:

    あのアーセナルをずっと
    圧倒していたのは良かったです。
    結果がついてこないのは残念すぎますが。。
    ここ最近はチームのプレーぶりは
    とても良く感じます!!
    あとは結果です!
    前進あるのみです。

  2. モロコシ より:

    モウリーニョはやっぱりあのような姿がかっこいいですね
    ここからの巻き返しに期待しましょう!

  3. ロビーニョ より:

    レスター戦やスウォンジー戦、リヴァプール戦も個人的には良かったですね、コミニティシールドのレスター戦も忘れていません。
    特にリヴァプール相手に点を与えなかったことの方が今回のアーセナル戦のり評価できると思いますが…
    でも昨日のアーセナル戦も後半89分までは最高でしたね、ただこのバランスを維持できるサブの不在が気になります(*_*)

  4. Eric66 より:

    決して風の中なんかじゃなく、すぐそこに答えはあるんだって事はわかってる。
    誰よりも何処にも行きたくない男がそれを知ってるって事もわかってる。
    出口を求めてドアノブを探すのを止めなければいつか今の敗者が次の勝者になるものなのだよ。

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