いい加減スケジュールの不満を口にするのをやめろ
公開日:
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ヨーロッパリーグ2016 Daily Express, アーセナル, セルタ
イアン・ライト氏は、ジョゼ・モウリーニョ監督が繰り返し日程について不満を言うことを酷評し、サー・アレックス・ファーガソンは絶対に同じように不満を言ったりしなかったと主張している模様。
© Getty Images
ユナイテッドのスカッドは、シーズン最後の2ヶ月の過密日程によって離脱者が相次ぎやせ細ってしまっている。
特に守備陣に負傷者が大量発生しているが、アーセナルのレジェンドであるライト氏は過密日程は言い訳にならないと信じている。
サー・アレックス・ファーガソンのもとで、ユナイテッドはそういったビッグクラブならではのジレンマに対処していた。
ユナイテッドの来シーズンのCL出場権獲得に注力するため、モウリーニョ監督は今ではヨーロッパリーグのみに全精力を注いでいる。
日曜日のアーセナル戦の0-2敗戦は、この試合で複数選手を温存したことで、結果として監督の優先順位を強調するものとなった。
だが、ライト氏は、モウリーニョ監督はユナイテッドの選手たちに「自分たちは疲れているんだ」と意図せず自覚させてしまっていると考えており、信頼と実績のThe Sunに次のように語った。
マンチェスター・ユナイテッドのようなクラブにいれば、シーズン終盤が多忙になることぐらい分かるだろ。もし分かっていないんだとしたら、それは大間違いだ。疲労だとか負傷について不平不満を言ったところで、そんなものクソにもならない。そして、監督たるものそれを公の場で言うべきじゃないんだ。
選手たちに、自分が披露していると誤った時期に自覚させてしまっている。誰かに君は疲れていると言われたら、人の体はそう反応してしまうものなんだ。
ファーガソン体制下の1999年、ユナイテッドは5月に7試合をこなしてトレブルを達成した。最後の3試合は10日間の間に行われたんだ。
それは、ファギーが全てをやりきったからだ。トロフィーを獲得することだけが頭にあったから、ユナイテッドはそれを成し遂げられたんだ。その時、誰も疲れているとかそんなことを気にかけてなんかいなかった。
そして、モウリーニョ監督は絶対にプレミアリーグのトップ4入りを諦めてヨーロッパリーグ優勝ルートでのCLチケット獲得だけにかけるなんてギャンブルをしちゃいけないんだ。
ユナイテッドのシーズンは、今やヨーロッパリーグの成功にかかっている。
木曜日のセルタとの準決勝セカンドレグに向けた準備が進められており、ファーストレグは1-0でユナイテッドが勝利している。
結果として負傷者によってここまでスカッドが減ってしまった以上、このタイミングでプレミアリーグを捨てざるを得ないのは納得できなくはない。ただ、欧州大会、プレミアリーグ、国内カップ戦2つを戦うなら、ファギーのようなターンオーバーでもしない限りは負傷者を発生させずにやり繰りするのは難しいんじゃないかなと思う。
もしそうじゃないなら、EFLカップやFA杯には主力を使わないぐらいの思い切った采配が必要になるんじゃないかな。
それでもシーズン終盤はリーグ戦と欧州戦が佳境を迎えるなら選手は疲弊するだろうし、やっぱりある程度のターンオーバーはしないとねぇ。
Comment
確かにプレミアのクラブはカップ戦2つやFA杯で再試合あるから試合数多くなるクラブもあるが、実際リーガ2強みたにカップ戦も上位まで勝ち進むクラブやリーグアンのカップ戦出てるチームと差はないですからね。
以前はプレミア勢が欧州で結果出してたのに、今更大した差のない日程の言い訳をしてもな
この手の苦言はスルーでいいすね。もうファギー時代みたいな4つのCL枠に4つの強豪クラブなんて時代ではないんですから、より勝ち抜けそうなところに戦力を投入するのが戦略というもの。ELがギャンブルなんてとんでもない。リーグにもっと早く見切りをつけてほしかったくらいですよ。
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