EL優勝ルートの方がトップ4入りよりも現実的？

ジョゼ・モウリーニョ監督は、マンチェスター・ユナイテッドが来シーズンのチャンピオンズリーグに出場するためにはヨーロッパリーグで優勝しないといけないかもしれないと認める。

© EAMONN AND JAMES CLARKE

ジョゼ・モウリーニョ監督は、プレミアリーグよりもヨーロッパリーグの試合で強力な布陣を組むことを考えており、欧州で2番目の大会で優勝することが来シーズンのチャンピオンズリーグに繋がる裏道だからであり、国内のリーグ戦でトップ4に入るよりも簡単な可能性がある。

マンチェスター・ユナイテッドはリーグ戦では17試合無敗を続けているにもかかわらず、9月以降トップ4に返り咲けずにいる。

ホームでの10試合中、引き分けが7試合。これが11月以降ユナイテッドを6位に押しとどめている理由である。

そして、4月と5月は過密日程となっており、モウリーニョ監督はヨーロッパリーグで優勝することに焦点を絞らねばならないかもしれないとコメント。

ユナイテッドは4月には7位につけるエヴァートン、首位をひた走るチェルシーとの試合が控えており、5月にはトップ4入りを争うアーセナル、トッテナムとのアウェイゲームがあり、延期となっているシティ、サウサンプトンとのアウェイゲームも残っている。

そして、もし来週月曜に行われるチェルシーとのFA杯で勝利すれば、再びリーグ戦が延期されることになる。

数週間前に既に首位チェルシーにタイトルレースで逆転することを諦めたモウリーニョ監督は、現在抱えているジレンマについて、オーナーのグレーザーファミリーとエド・ウッドワードCEOに話すつもりだと語った。

リーグ戦を2位でフィニッシュするのは非常に困難だが、それでも依然として可能性は残っている。1位は不可能だ。2位なら可能性があるし、我々はそこに向けて戦う。

ヨーロッパリーグも非常に難しい（大会だ）。だが、我々のターゲットであり、もしロストフを下して準々決勝に勧めれば、我々は真剣にヨーロッパリーグ制覇の道を考えなければならないだろう。何故なら、現時点で我々はまだベスト16にすぎないからね。

ベスト16に過ぎない我々は、まだタイトルの話をするところから遠く離れている。だが、準々決勝に勧めれば、決勝の匂いが漂ってくる。

シーズンのしかるべきタイミングで、私はチームについて、選手について、全員のコンディションについて分析しなければならず、もし選択せざるを得ないなら、私は決断を下す。だが、その決断については常にオーナーや経営陣と共有する。

だが、それは今ではない。今はロストフ戦を戦って、チェルシー戦を戦って、そしてロストフ戦のセカンドレグを戦うだけだ。そして、我々が各大会でどうなるかを見極め、正しい決断を出来るようにトライする。

ウェイン・ルーニーとルーク・ショーは木曜日のロストフ戦のメンバーから外れたが、ヘンリク・ムヒタリアンは負傷から回復しメンバー入り。一方、エリック・バイリーはサンテティエンヌ戦での退場によりサスペンション。また、ユナイテッドはロシアの厳しい冬の中でキャパが16,000人の粗末なオリンプ-2スタジアムで戦わざるを得ない。

ロストフの監督は次のようにコメントしている。

ピッチについては全員同じ条件だ。だが、問題はある。リーグカップの決勝で、ユナイテッドは理想的な芝で戦った。まるでカーペットのようなね。彼らがここにやってくれば、驚くことになるはずだ。

一方、モウリーニョ監督はこの夏、マーカス・ラッシュフォードをイングランドU-21代表としてユーロでプレーさせるよりも休ませることを好むとコメント。

もしもチームがシーズン最後まで複数のコンペティションで戦うことになった場合、選手たちは1ヶ月体を休ませられる場所に姿を消して、フットボールのことを考えるべきじゃないと思っている。足を動かさず、グラスを持った手だけを動かすべきだとね。

彼（ラッシュフォード）は若い。もし彼が疲れていなければ、全ての経験は彼の成長のためになるだろう。その時が来た時の状況がどうなっているのか、様子を見よう。

＜元記事：Jose Mourinho makes shock claim about Manchester United’s Champions League hopes＠Daily Express＞

ボーンマス戦で勝てていればまだリーグ戦でトップ4入りを狙う方が優先度高かったかもしれない。

とは言え、終わったことを言っても始まらない。ならば前を向いて、現時点で可能性が高いと思われるヨーロッパリーグに主軸を置くしかない。

幸か不幸かズラタンがリーグ戦しばらくお休みだし、ロストフ戦2試合で大爆発してくれることを願う。

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