7番よ！このチャンスを活かさずにいつ活かす？

メンフィス・デパイが昨夏マンチェスター・ユナイテッドに加入してきたときに、こんなことになるとは思ってもいなかったが、オランダ人WGは怪しくなってきたユナイテッドでのキャリアを存続させるためにヨーロッパリーグの舞台で魅せなければいけない。

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22歳はPSVから2500万ポンド(約34億円)で加入した時には素晴らしい才能を持っていると期待されていたが、今ではプレミアリーグの試合に出るための先発争いにおいて高い壁に直面している。

もちろん、デパイはこの急激なキャリアの落ち込みについて、自分を責めることしかできない。昨シーズンまで指揮していたファン・ハール監督がオランダ代表の監督をしていた時には、輝くプレーを見せられていたのだから。

そして、多くのユナイテッド攻撃陣がファン・ハール監督の厳格で批判の的となったポゼッション志向の戦術のために自身のポテンシャルを発揮できずに苦しんでいるとき、デパイも同様に苦しみ、十分なチャンスを与えてもらえなかった。デパイはスランプによって序列がアントニー・マルシャル、マーカス・ラッシュフォードよりも下となり、この夏にはヘンリク・ムヒタリアンが加入してきている。

エールディビジで素晴らしいパフォーマンスを示していたデパイにとって、輝くための環境が完璧に揃っていたはずだが、私生活での態度に関する様々な話題がシーズン中にメディアから漏れてきた。

ファン・ハールの自伝作家はデパイのことを短気な奴と呼び、イングランドで決めたゴール数よりも保有している自動車の数の方が多いと指摘。ライアン・ギグスもメンタルを強化しようと直接働きかけたものの、本人の興味の無さに絶望したと言われている。

おそらく、木曜日のフェイエノールトとの試合はデパイが自分の道にそれたキャリアを正しい場所に引っ張り上げる理想的な機会となるだろう。プレミアリーグでの出場機会を得るために、自国に戻って試合ができるのだから。しかも、昨シーズンのチャンピオンズリーグのアウェイでのPSV戦では美しいゴールを決めており、トラブルに陥っているWGは恐れも無く、プレッシャーも無くプレー出来ることだろう。

ここまでのところ、ムヒタリアンはオールド・トラッフォードで理想的なキャリアスタートを切れておらず、立場が不安定なものになる可能性があり、しかも今は負傷で離脱している。そして、昨シーズンは素晴らしいフォームだったにもかかわらず、マルシャルも今ではそれほど脅威になれておらず、デパイが左サイドの位置を手にする余地が残されている。

唯一の疑問点は、デパイのエゴがこのチャンスをステップアップの場だと受け入れるかどうかである。ビッグネームとして多額の移籍金でユナイテッドに加入し、プレミアリーグとチャンピオンズリーグの優勝を目標にしているデパイは、今はモウリーニョの信頼を掴むためにこのレベルで戦わねばならないという状況を受け入れなければいけない。

2月にヨーロッパリーグで決めて以降ゴールも決められておらず、ユナイテッドに残るためにはこれが最後のチャンスだ。果たして、この試合がハッピーなオランダ凱旋試合となるか？

＜元記事：Memphis Depay must use Europa League to save Manchester United career＠Metro＞

昨シーズンのミッティラン戦でも相手守備陣をキリキリ舞いにしていたし、フェイエノールト相手に輝く可能性はある。ただ、不調のマルシャルを左サイドで先発させる可能性もあるから、メンフィスの先発があるかどうかは微妙。右サイドで先発するかも？

全然決まりそうにないのにFKを譲らなかったり、7番を手放さなかったりするメンタルの強さはあるんだから、今の苦境を跳ね返す強さも見せてもらいたい。

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