ユナイテッドが収入ナンバーワンクラブ
公開日:
:
2016-2017 Sky Sports
監査法人デロイトによる、「収入フットボールリーグ」でマンチェスター・ユナイテッドが03/04以来となるトップ返り咲き。プレミアリーグからは他に7クラブがトップ20入り。
昨年は3位だったユナイテッドがレアル・マドリーとバルサを抜かして1位に。また、シティが1つ順位を上げて5位、8位チェルシー、9位リヴァプール、12位トッテナムは現状維持、18位にウエストハム、20位にレスターがそれそれ圏外からランクイン。
© Sky Sports
ユナイテッドが収入を伸ばしたのは、チャンピオンズリーグの舞台に返り咲いたこと(グループリーグで敗退してヨーロッパリーグに落っこちちゃったけど)、アディダスとの高額スポンサー契約やその他新規スポンサーと契約したことが大きいとみられる。つまりはビバ!ウッディ!
<元記事:Where does Premier League clubs’ revenue come from?@Sky Sports>
なお、イングランド8クラブの収入から各要素(マッチデー=チケット収入、放送収入、商業収入=スポンサー&グッズ売り上げ)を計算した結果がこちら。
|
チケットに関しては、カップ戦でどこまで残ったか、欧州大会に参加したか、スタジアムの収容人数で収入が変わってくる。ユナイテッドはオールド・トラッフォードが収容人数7万人越えでこの中で最大であること、CL&ELに参加したこと、FA杯優勝で試合数が多かったことでチケット収入トップになったと推測。
放送権料部門のトップはアーセナル。なお、プレミアリーグの放送権料の割り振りは以下の通り。
Ⅰ国外放送権料→各クラブ均等(トータル金額/20クラブ)
Ⅱ国内放送権料
①50%→各クラブ均等
②25%→順位に従う(1位>2位>…20位)
③25%→放送された試合数×単価(但し、最低保障金額あり)
人気クラブの場合、放送される試合が多いため順位が悪くとも放送収入が多いという場合も。 逆に昨シーズンのレスターのように、せっかく優勝しても放送試合数が少ない場合、③の収入が少なくて他クラブに放送権料で逆転されるというケースもある。 ユナイテッドの場合、順位が振るわなくとも、人気があるうちは放送試合数によって順位低迷の収入をカバー出来る。
アーセナルは、プレミアリーグで2位になって順位による収入が多い、人気があるので放送試合数も多い、そしてチャンピオンズリーグの放送権料も含まれるのが放送権料トップの要因かな。CLに出場した4クラブ(ユナイテッド、アーセナル、シティ、チェルシー)は全て放送収入が多く、リヴァプールについてはEL優勝で放送試合が多かったことが大きかったと推測。
コマーシャルに関しては、ブッチギリでユナイテッド。凄いぜウッディ。スポンサーとの契約で言えば最近新たにUBERとスポンサー契約を結んだし、グッズに関してもアウターはコロンビア、ハットはNEW ERAとコラボしてグッズのバリエーションとレベルアップを図ってるし、多角的に収入を上げるアクションが実行されているからね。
プレミアリーグの高額な放送権料、安定して高いチケット収入の確保、そしてスポンサー確保&新規グッズ投入による収入UPで見事収入1位クラブに返り咲き。
前の記事
メンフィスがリヨンに到着
自分のアバターを設定したい方はお問い合わせからユーザー登録希望の連絡をください。