残留に向けて戦っている5選手
夏になったら、マンチェスター・ユナイテッドのスカッドには大きな変更が加えられ、数多くの選手が退団することになるだろう。
マイケル・キャリック
イングランド代表MFは残留を望んでいることを匂わせているが、今シーズン終了で満了となる現契約の延長オファーが提示されるか否かは聞かされていない。
未だにスカッドで重要なパートを担っており、今シーズンも33試合に出場している。しかし、夏には35歳となり、どこでプレーすることになるとしても来シーズンは重要な役割を担うことはないだろう。
彼のプレースタイル上スピードはあまり問題にならず、むしろカギを握るのはそのパス能力とポジショニングの妙である。
フィル・ジョーンズ
PJにとって悪夢のシーズンである。クリス・スモーリングがチームのレギュラーとして確固たる地位を確立するのを見せつけられ、自分は負傷に苦しめられている。
1月2日に2-1で勝利したスウォンジー戦以来出場できておらず、この試合を含めて先発したのはわずか7試合に留まっている。
残すところ8試合となっており、夏までにプレー出来るかどうかは時間との戦いになっている。フランスで開催されるユーロ2016にイングランド代表として出場するチャンスは既に無くなってしまっているかもしれない。
パディ・マクネア
昨シーズンはPJ、スモーリング、エヴァンスの負傷によりファーストチームデビューを果たすと、16試合に出場した。しかし、今シーズンはシーズンの大半をU-21で過ごしている。
北アイルランド代表の試合で負ったろっ骨の骨折が無かったとしても、ティモシー・フォス・メンサーよりも序列で下になっていたことだろう。まだ20歳だが、昨シーズンにサインした契約が切れるのはあと1年とちょっととなっている。
アドナン・ヤヌザイ
8月にローン移籍でボルシア・ドルトムントへ旅立ったものの、1月にはユナイテッドに復帰。しかし、復帰後は2試合に交代出場したのみである。ファン・ハール監督は彼を中盤で試したり、あるいはWG、FW、トップ下でプレーさせており、彼には何ができるかをまだ把握できていないように見える。
ジェシー・リンガードがヤヌザイよりも序列が上であるが、ヤヌザイが今後の身の振り方を決めるのは夏に監督人事がどうなるのかを見守ってからになるかもしれない。
マルコス・ロホ
日曜日のシティ戦ではお粗末なプレーだった。そしてシーズン終了後のスカッド抜本改革の犠牲者になるかもしれない。
ルーク・ショーが復帰すればLSBとしてレギュラーの座をつかむのも難しく、ユナイテッドが新たなCBを獲得すればCBのレギュラーの座を射止めるのは更に難しくなる。
マクネアも良い部分(攻撃への意欲)はあるんだけど、スピードの無さが気がかり。ただ、スピード系のカバーリングが上手い選手と組めれば補ってもらえるかも。
キャリックはベンチ要員としてでも残したい。
PJはせめてあと1試合は試合に出よう。
ヤヌザイは頑張ってもらいたいけど、インテリジェンスよりも我の強さが出ちゃっている点が使いにくい。他の若手がそれほどエゴが強くない分、余計にハイライトされがち。ただし、逆にそういうエゴが強いキャラも必要なので踏みとどまってもらいたいところ。
ロホはLSB兼CBの控えとしてなら悪くないと思う。
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