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4-3-3に回帰せよ

疑問の残るスタートを切ったユナイテッドの問題を解決するために、ファン・ハール監督が代表ウィーク中にやるべきことは明らかである。

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image © Getty Images

「シュネデルランはより守備に安定をもたらせられるんじゃ無いのか?」

ファン・ハール監督はエミレーツでの記者会見でそう質問された。するとファン・ハール監督はイラつきだし、次のようにコメント。

あんたがそう思うなら、そう記事にすれば良い。私があんたに同意したら、あんたは何を思うんだ?

「私は天才だなと思います」とジャーナリストが返すと、あちらこちらから笑いが起こったが、ファン・ハール監督は笑わず。

あー…何が聞きたいんだい?

モルガン・シュナイデルランは今もユナイテッドでの居場所を確保しようとしているところであり、先週のヴォルフスブルク戦では幸運にも退場にならずに済んだ。彼は先発した8試合では傑出したパフォーマンスを示しており、アーセナル戦の惨敗によって彼の評価が結果として高まることとなった。

マイケル・キャリックバスティアン・シュバインシュタイガーという似た者同士がコンビを組んだのは誤った選択だが、アーセナル戦では彼らが先発した。

私が考えたことは、この試合ではシュバインシュタイガーとキャリックのコンビでやれると思ったということだ。

ファン・ハール監督はそのように中盤のセレクトについて弁明。保守的な選考によって、監督としての面目が丸つぶれになることとなってしまった。 戦術に非常に細かいファン・ハール監督はアルセーヌ・ヴェンゲル監督によって恥をかかされてしまったのだ。

アーセナル戦の前のアウェイでのサウサンプトン戦では、キャリックとシュナイデルランが組んだが、この中盤も緩さがみられた。活発でパワフルなセインツは4-2-3-1のユナイテッドに最初から攻勢を仕掛け、アーセナルと同じゴール数を奪えた可能性もある。2枚のDH、キャリックとシュナイデルランは中盤で無様に徘徊していたが、アントニー・マルシャルと途中出場したシュバインシュタイガーの活躍によって事なきを得た。

ファン・ハール監督の中盤のローテーションのやり方は事態を良くしていない。

私はローテしている。私は、その特別な試合でやれると判断したからこそ、その選手を選んだんだ。

ユナイテッドは決まったコンビが必要だ。あるいはトリオが。

これまでバフェティンビ・ゴミスグラツィアーノ・ペッレに柔軟な対応をしてきたダレイ・ブリントはアーセナル戦では強固さを失い、今いる場所のタイムゾーンすら分からなくなったかのように呆然としていた。オランダ代表MFは今シーズン素晴らしいプレーを見せているが、CBでのプレーは常に応急処置的な印象をあたえる。ブリントのベストポジションはLSBであり、もしユナイテッドがリーグタイトルを獲得することになるなら、その時はブリントのポジションはCBではないだろう。

ファン・ハール監督は危険の兆候を無視しており、今は代表ウィーク中のため、調整について熟考する絶好の機会なのである。

ファン・ハール監督が昨シーズン採用した4−3−3システムでは、ユナイテッドは6連勝を記録した。より良いプレーが見られ、プレッシャーも上手くかけられた。なぜこのフォーメーションを捨ててしまったのか、監督の決断は理解できない。

監督に先発の再考を進言しているのは別にアーセナル戦の惨敗への反射的な行動でも突飛な解体でもないが、今シーズンのファン・ハール監督はつまらなく、現実的なフットボールを標榜している。

そして、ウェイン・ルーニーのスタメン落ちも考えたほうが良いかもしれない。

「ルイよ、ルーニーのフォームにハッピーかい?」

個人について語るのを嫌うファン・ハール監督は自身ではルーニーについて批判できないのかもしれない。

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シュナイデルランについての質問と同じだ。そういった質問には答えられない。何故ならポジティブなことを言うのは良いことではないし、ネガティブなことを言えば明日の紙面の一面を飾ってしまう。「監督はルーニーのパフォーマンスに不満」とね。

私はチームについて語っている。そして、ルーニーはチームの一員であり、彼はキャプテンなのだからチームにとって非常に重要な選手だ。だから、紙面を賑わすために個人を強化することよりもより重要なんだ。

記者が4−3−3に戻す考えはあるのかと質問するチャンスを得るために監督は会見場を去ってしまった。そのため、シュナイデルランやルーニーへの質問のせいかどうかは確証が持てないが、ナーバスになっていた。

ファン・ハール監督はアーセナル戦で独りよがりだった。昨シーズンは2名のDHでエミレーツ・スタジアムで勝利したが、この試合では20分間で3点を奪われてアーセナルにやり返されてしまった。

そして、今年の3月には、ファン・ハール監督はアーセナル戦では中盤にフェライニとブリントを起用したがフィットせず敗戦。ユナイテッドはこの試合に敗れたが、ファン・ハール監督はこの敗戦で学び、その6日以後には4−3−3システムが生まれた。そこからユナイテッドはスパーズ戦に勝利し、ファン・ハール監督下で最も輝く時期を迎えたのである。

アーセナル戦の惨劇によって、再びフォーメーションの調整が必要となっている。4−2−3−1をプレシーズンから採用しているが、組織だってどんどん前へ出てくるヴェンゲル率いるチームのような相手に対しては自殺行為である。中盤と前線につながりはなく、ポジションが固まってしまい流動性も失われている。

そして、(このポジションで核となる)10番のポジションの問題。5選手がこのポジションで今シーズン起用されており、最も冒険心を持っていたのは昨シーズンは3枚の中盤として躍動したアンデル・エレーラである。ユナイテッドの4−2−3−1でのプレスはゆるく、相手を止めきれていない2枚の中盤のカバーのためにルーニーが中盤に降りてカバーしている。

先月のリヴァプール戦で戦車に乗ったドイツ軍指揮官のようにピッチを動き回っていたとファンから評されたシュバインシュタイガーはファン・ハール監督の抱えるベストMFであるが、向上させる必要がある。キャリックも同じく、2枚ではなく3枚の中盤になったほうがより創造性を発揮できるだろう。

<元記事:Manchester United manager Van Gaal must return to 4-3-3@Manchester Evening News

中盤の守備、プレスの効きは選手の組み合わせというよりも人数の問題だと思うし、システムを変えるべきだと思うんだけどなー。4−3−3だと攻撃時もサイドでトライアングル作って崩しができてたのにー。

マルシャルは外せないし、「トップ下ルーニー」を実現させるために今の4−2−3−1が維持させているような気さえしてきてしまう。

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Comment

  1. エルナンデス より:

    4-1-4-1 ここでは4-3-3で表現してますが、こっちの方がいいと思います。
    エレーラやフェライ二が出場する機会も増えやすいし、
    今のルーニーより上記の二人の方がプレスも激しいです。

    それに実質、攻め込められた時は、4-5-1、5枚で中盤は守備する
    みたいな形になって、守備面でも良いと思います。
    去年のシティ戦ホームはこの形でした

    なぜ、今年から4-2-3-1になったかは、やはりボランチが補強できたから
    だと思うんですが、バスティもキャリックも万全とは言えない状態ですし
    、戻してほしいです

  2. becks ベックス より:

    ファンハール頑固だからこのままやりそうですよね(T-T)

    • エルナンデス より:

      負け方もあると思いますが、
      わりと負けるとイジッてくる傾向があると思います

      まぁ、どんな形でも勝ってくれれば、納得しちゃう感じです(笑)

      とりあえず次は必勝だと思います(笑)

      • giggs より:

        勝てれば、負けるまではいじらず
        負けたらすぐ改善しようとする
        いいプレーした選手はそれを続けられる限り使うし
        わかりやすい監督ですよね笑

    • ベルバトフ ベルバトフ より:

      去年も、プレシーズンからこだわっていた3バックが機能していなくて変えましたから、今年も変えると思います(という願望w

    • becks ベックス より:

      情報局の総意としてシステム変更希望、以上ですファンハールさん!

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