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アーセナル戦で顕在化した5選手の不調

アーセナル戦の惨敗は、ファン・ハール監督の多くの選手が不調に陥っている問題を浮かび上がらせた。

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image © Getty Images

エミレーツでの悲劇によって、多くのユナイテッドの選手に対して疑問符が投げかけられることとなった。

久々にプレミアリーグの順位表で誰も上に居ない状況を手にしたが、この世の春はあっという間に過ぎ去ってしまった。

ユナイテッドは上がったり下がったりを繰り返しながら首位にまで辿りついたが、今シーズン最初の試練となったアーセナル戦で欠けているものが明らかになった。

しかし、アーセナルにコテンパンにやられる前から、いくつかの疑問は既にくすぶっていて、それがアーセナル戦で表面化しただけである。

ウェイン・ルーニー

キャプテンは極めて深刻な事態だ。ファン・ハール監督はキャプテンは特権を与えられると話していたが、そのスタンスを変える時が来ており、ルーニーをキャプテンから外すかどうかを考えなけれないけない。成熟した一方で闘争心を失い、そして野心も失った。血気溢れる若者は従順な大人へと変わり、それが彼自身に良い影響をもたらしていない。

マイケル・キャリック

今シーズン、34歳のキャリックはボールを奪われそうになるか、パスをカットされることが多すぎる。時間がかかりすぎている?そしてキラーパスはどこへ?それは常にキャリックの素晴らしい持ち味だった。彼は相手守備陣の穴を見過ごさない目を持ち、スコールズのように相手にとって危険なパスを出していた。しかし、ファン・ハール監督が彼の良さを殺してしまったのだろうか?遅く、秩序だったビルドアップは彼の能力にとって蛇足となっている。

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バスティアン・シュバインシュタイガー

ドイツ人は瞬間的にヒーローとなった。ファンはバスティは冷静な選手だと考えていた。しかし、彼に対する空気は失望へと変わり始めている。彼のチャンピオンズリーグでのプレーは期待されたようなユーロで見せたパフォーマンスでは無かった。プレミアリーグでは、まだここまで3試合しか先発しておらず、ユナイテッドはそのうち2試合を落としている。アーセナル戦では素早いアーセナルの中盤にいとも簡単にパスを通された。

マッテオ・ダルミアン

イタリア人SBは素晴らしいユナイテッドキャリアのスタートの後で壁にぶつかっている。彼の落ち着いたプレー振りはかつてのデニス・アーウィンやガリー・ネビルを思い起こさせた。問題を抱えていたRSBというポジションはファン・ハール監督が1400万ポンドで獲得したダルミアンによって解決されたと思われた。しかし、サウサンプトン戦でドゥシャン・タディッチに苦しめられると前半のみで交代を強いられ、アーセナル戦でもアレクシス・サンチェス相手により一層苦しめられた。

モルガン・シュネデルラン

アーセナル戦では起用されず、ファン・ハール監督は試合後のインタビューでもフランス代表を起用しなかった理由を明らかにしなかった。しかし、実際シュネデルランこそがユナイテッドの中盤に欠けているピースだということを示すための時間は十分に与えられていない。

<元記事:Manchester United: Five Reds facing up to big questions after Arsenal defeat@Manchester Evening News

中盤でキャリックとバスティのベテランコンビを選択したこと、シュネデルランの序列がベテラン2人よりも明らかに低く出番が少ないこと。このファン・ハール監督の起用法は不満。

ダルミアンについては疲労の影響もあると思う。環境変わったのにいきなり連戦続きだし。

ルーニーは・・・。良くも悪くも今のユナイテッドはルーニーのチームなんだから、コンディション上げてもらわないと!

でも、選手の調子もさる事ながら、 選手間を広く取った4-2-3-1って、モイーズと被るんだよなぁ。中盤センターが2枚で守りきれず、攻撃はサポートが無くなったサイドから単発のクロスが上がるだけっていう。昨シーズンの4-1-2-3(4-1-4-1)でルーニーを最前線で起用してマルシャル途中投入とか、あるいは思い切ってルーニーをベンチに置くとかは無理かなー?

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Comment

  1. エルナンデス より:

    自分は4-1-4-1が良いと思ってましたが、問答無用でPSMから4-2-3-1でしたよね(笑)
    こればっかりは監督のご意志なので、それで応援するしかないですけど…

    ヤング フェライ二 ルーニーorエレーラ マタ
     
      シュネorキャリックorバスティ

    バスティは一列前でも良いですし
    こんな感じの中盤の方が前線のプレスも強烈で良いと思いますが…
    何気にフェライ二は、ファールになる時も多いですけど、ボール奪取が
    強いと思います。デヘアも帰ってきてますし、キックのターゲットにも
    なるし、去年のよかった部分も、捨てないでほしいかなって思います

  2. ソルスキ より:

    本人も周囲も納得して受け入れないと、ワッザをベンチは難しそうですね。。

    この扱いを間違うと、ルイの求心力が下がりそう。テリーをベンチに下げて求心力を失い、チーム全体を薄味にしちゃったモウみたいな失敗を、ルイにはして貰いたくないですし、、、うーん、ワッザさえ調子を上げればズバッと解決なんですけどねぇ。。

  3. becks ベックス より:

    1度ショック療法というか、ルーニーをベンチに下げて、アフロかエレーラをトップ下に置くのがいいと思いますね。
    あと、早く慣れさせるために頑なにメンフィス先発ですが、ヤング先発で途中からメンフィス!この方がメンフィスも体力たっぷりな状態でガンガンいけるかなと。
    それからダルミアンはさすがに疲れだと思います。
    マルシャルもウィルソンとローテしながら使って欲しいです。

    • エルナンデス より:

      個人で打開できるタイプの選手が後半から入ってくるの、相手は嫌ですよね。
      デパイがベンチで途中から入ってくるって強力だと思います♪

  4. レッド より:

    フォーメーションとかの問題じゃなくて、ファンハールの攻撃のビジョンをどうにかしないと何も変わらないかと。あれだけずっとピッチを広く使ってばっかだとね。。メリハリがなさ過ぎて相手も守りやすいと思ってるのが現状。
    ふと、自分がプレーヤーで監督自身が何も指示してこないでベンチに座り続けてるのって嫌だなぁと思いました。指示、リアクションをベンチから立って行うことは大切だと私は思いました。

    • ソルスキ より:

      確かに、流れを掴めない時のベンチからの指示というのは大切ですよね。。どうもルイは、事前に念入りな説明をしてから、挿入後は一切口をきかないタイプのようです。

      もう、いっそワッザをワントップに戻して、左からヤング、エレーラ、マルシャルみたいな冒険も試して欲しいですよ。これで攻撃の創造性とメリハリは赤マムシになるはず、、、だけどルルルールー、ルールールールルールルー、明日はきーいぃーとおーなーにーかーあったりはしないんでしょうね。。。ふっ。

      • レッド より:

        ルーニーはリバプール戦に出場できなかったのも今となって大きかったかなと。彼にとってモチベーション、ギアを上げれる1番の相手はリバプールでしょう。リフレッシュにメンバー変えるのも有効ですが、10月の厳しい対戦相手達。ファンハールはやはり手堅くいきそうな気が。。そして選手達は更なる疲弊をしていくというT_T

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