ヴォルフスブルク戦を総括

開始4分にダニエル・カリジューリのシュートがダビド・デ・ヘアの守るゴールマウスを破り、ヴォルフスブルクに先制されたことでスタジアム全体が静まり返ったものの、フアン・マタのPKで同点に追いつくと、クリス・スモーリングが後半に決勝点をあげ、ホームで逆転勝利。ファン・ハール監督は、試合についてMUTVで次のように振り返っている。

© MANCHESTER UNITED

ユナイテッドのパフォーマンスと勝利の重要性について

非常に良い勝利だった。勝たねばならなかったし、最初の4分間でいきなりビハインドからのスタートになるのは非常に難しいことだ。

（相手のゴールは）素晴らしいゴールだったので、認めねばいけない。それ故、ドイツのチームを負かすのは非常に難しかった。相手は非常にオーガナイズされていて、構築されていた。

それにもかかわらずチームは上手く持ち直し、多くのチャンスを作った。前半、我々は非常によくプレーできたが、チャンスを活かせなかった。この点は問題だ。PKからのみゴールが生まれた。1-1で前半を折り返したが、3-1にするチャンスがあった。

後半も攻勢を仕掛け続ける必要があったが、後半最初の15分だけはそれが出来たと私は考えている。逆転ゴールが生まれた後、我々のチームは変貌を遂げた。何故ならば、もうボールをキープし続ける必要がなくなり、相手チームもそれほどプレスを掛けられなくなったので、我々はボールを自分たちのゴールから近い位置へと遠ざけるようにしたんだ。

我々は自分たちからボールを放棄したが、それは選手たちが疲れていたからだ。イングランドでは疲労の蓄積が非常に多い。ここ5試合では我々は素晴らしいポゼッションでボールを保持できていたが、もう今は出来ない。我々は回復して、回復して、回復しまくらねばならない。日曜にはアーセナルとの試合があるし、回復に更に一日必要となるだろう。

攻撃時にもっと冷静になるべき？

もちろんだ。何故なら、冷静になれればゲームをより早く終わらせることができ、チャンピオンズリーグで勝つことができる。

前半我々は試合を終わらせるチャンスがあり、後半はボールを保持するチャンスがあった。我々はそれが出来ず、ベンチでも苦しんだ。しかし、見ていたファンの皆さんも同じように苦しみ、そして選手もみんな苦しんでいたと認めなければならない。

しかし、我々は戦う姿勢を示し続けることが出来た。我々は多くのチャンスを作らせず、アンドレ・シュールレに決定的なチャンスを作られただけだ。逆に我々はカウンターアタックから2度チャンスを作った。

だが、私はとてもハッピーだよ。我々は絶対に試合に勝たねばならず、勝ち点3を得ることが最も重要なことだったんだからね。

バレンシア、バスティ、メンフィスを下げた理由

あれは負傷によるものではない。戦術的な交代であり、横からクロスを入れさせたくなかったが、バレンシアはそれを許していた。また、交代によってサイドがより効果的になった。

シュバインシュタイガーについては、彼は疲れていると私が考えたのが理由だ。何故なら、彼はボールを遠くへ蹴りだしていたが、通常であれば彼はポゼッションに長けた選手である。だから疲労していると判断して彼を下げた。メンフィスも同じ理由だ。

スモーリングのゴールはうれしかった？

そりゃあそうだ。彼はPSV戦で既にゴールを決めており、再び今日ゴールを決めた。彼にとってゴールは成長を促進させてくれるから私は非常にうれしいよ。彼の選手としての成長ぶりは驚くものだ。だからスモーリングについて私は非常にハッピーだよ。

＜元記事：VAN GAAL REACTS TO BEATING WOLFSBURG ＠マンチェスター・ユナイテッド公式サイト(英) ＞

後半ボールが持てなくて苦しい展開になったけど、それでも何とか勝てたってのが非常に大きい。グループBは団子状態だから最後まで突破が決まらず厳しい戦いが続きそうだけど、GL突破はマストなのでプレミアでも首位を守りつつ、CLもあと4試合全勝してほしい。

とりあえずは今週末のアーセナル戦に勝たないとね！

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