ファン・ハール新監督体制を正式発表!
マンチェスター・ユナイテッドはオランダ、スペイン、ドイツのクラブチームで数々の成功を収めたルイス・ファン・ハール氏が来季(2014/15シーズン)からの新監督に就任することを発表!
現役を引退したライアン・ギグスがアシスタントマネージャーに就任し、フランス・フック氏がGKコーチ、マルセル・バウト氏がアシスタントコーチに就任。
ユナイテッドとファン・ハール新監督の契約は3年。
62歳のファン・ハール氏はヨーロッパレベルのトップクラブで20年以上の監督経験を持ち、過去には3カ国で国内リーグ、国内カップ優勝に加え、UEFAチャンピオンズリーグ、UEFAカップ、インターコンチネンタルカップ、2度のUEFAスーパーカップ、そしてオランダとドイツの国内スーパーカップを獲得。
来月から行われるFIFAワールドカップ@ブラジルではオランダ代表監督を務め、ワールドカップ終了後、ユナイテッド新監督に就任。
イングランド史上に残るキャリアを誇り、ユナイテッドでは歴代最多試合出場記録保持者のライアン・ギグスは、アシスタントマネージャーを任命。ギグスは2013-14シーズンのリーグ戦ラスト4試合で暫定監督を兼任。
現代フットボールにおいて傑出した指導者の1人であるファン・ハール氏がクラブの指揮を執る。過去に数々の栄光を手にした監督であり、マンチェスター・ユナイテッドの新たな章を始めるにあたり、オールド・トラッフォードは最適な環境を彼に与えてくれるだろう。
初の英国絡み(イングランド、北アイルランド、アイルランド、ウェールズ、スコットランド)じゃない監督となるファン・ハール氏。試合中もメモを取る姿が有名なファン・ハール新監督の哲学を紹介。
世界最高のクラブだ。
『哲学』だろう。選手とコーチ陣の絆を結ぶのは哲学だ。これまでのキャリアでその哲学に魅了された選手を多く見てきた。テクニカルに関する哲学であり、攻撃的な哲学だからというのもあるだろう。また、戦術に関する哲学でもある。その哲学を用いることでこれまで以上のクオリティを引き出すことができる。
個人としてではなく、チームとして戦わなければならない。そのビジョンありきの話だ。それから採用するシステムのすべてのポジションにふさわしい選手が誰なのかを見る。それが若い選手だったとしてもふさわしいと思えばその選手を選ぶ。年齢を重ねた選手も心配することはない。年齢は重要ではないからだ。
システムというよりもフットボールの哲学である。システムは指揮するチームの選手によって異なってくる。アヤックスでは4-3-3、バルセロナでは2-3-2-3、AZでは4-4-2を採用した。フレキシブルに変更してきた。だが、哲学は決して変わらない。コーチはチームの中心的存在だが、オープンマインドでなければならない。それは選手も同じこと。誰もが共通のゴールに向かって共に努力しなければならない。
特性がすべてだ。性格やアイデンティティについて尊敬できる選手をチームキャプテンに選び、他の選手より多くの責任を与える。私がこれまで指名してきたキャプテンはみんなプロフェッショナルだった。とても野心家で、正直な選手たちばかりだ。
毎日、毎日、クラブで指揮を執っていた日々を懐かしんでいる。私がかつて体育教師を務めていた理由は若い人々とコミュニケーションを図りたかったからだ。(オランダ代表チームでは)そのような仕事の仕方ではない。1年に8回しか選手と仕事をすることができない。選手たちと毎日仕事をしたいと思っている。
一方、そんな”戦術家”ファン・ハール氏に対するコメント。
最高の評判を手にしている。異なった国々で成功し、W杯ではオランダを率いる。素晴らしい経歴の持ち主だ。
彼が指揮していた当時のアヤックスを見て衝撃を受けたよ。フットボールのチームがやるべきことを完璧に表現しているように見えたからね。
戦術に長けた指揮官だった。試合で起こる小さなことにも目を光らせていた。そしてそのおかげでチームは優位に試合を進めることができた。パーフェクトな監督だった。彼の言葉に耳を傾け、学び、そして勝利を手にしたんだ。
誰にでも心を開いていた。問題があれば話を聞いてくれた。だからビッグクラブで指揮を執ってこられたのだろう。監督が選手に心を開き、選手が監督には正直であることは最も重要なことの一つだ。
ファン・ハールには多くを教わった。選手として成長する上で大きな助けとなった人だ。すべての選手に真摯に向かい合う監督だから、選手も彼のために戦いたいと思うし、彼のもとでプレーしたいと思うんだ。ファン・ハールがロッカールームや練習に登場すると特別な空気が流れる。ポジティブで温かい雰囲気に包まれるんだ。
<元記事:新監督はファン・ハール氏@ユナイテッド公式サイト>
<元記事:ファン・ハール語録@ユナイテッド公式サイト>
つまりベースは今抱えているユナイテッドスカッドをベースに適したシステムを採用するってことかな?なんといってもユナイテッドと言えば伝統的な4-4-2だと思うからそれで欧州でも戦えるチームにしてもらえらたら個人的にはうれしい。
キャプテンについては、バイエルン時代にファン・ボメルに初のドイツ人以外のキャプテンを任せたし、ファン・ペルシーを任命するのかなぁ。
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Comment
遂に新監督決まりましたね!グダグダと長引くより決まってくれて安心です。
いろいろ劇薬とか言われてますけど、実際にスタートしてみなければどうなるかはわかりませんし楽しみに待つとします。
ただキャプテンだけはルーニーにしてもらいたい、マンutdに移籍してきてから10年在籍しているわけですし。マンutdの顔といったらやはりルーニーなので。
PEN04さん、
W杯前に決まって一安心ですね!
ユナイテッドは今までファギーという絶大なる支配者がいたので、案外ファン・ハールのように細かく管理するタイプの監督の方が選手はやりやすいかもしれませんしね。
ただ、戦術面でシステマティックな要求をどう受け止めるかは選手によって分かれるかもしれませんね。
キャプテンについては「ユナイテッドのキャプテン」という意味でルーニー以上に適役は居ないと思います。
たとえ、ファン・ハールとの意思疎通の面でファン・ペルシーの方がベターだったとしても、その二人のみが浮いてしまう可能性もありますし、ここはなにとぞCAPルーニーをお願いしたいところです。
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